目次
1章 そもそも「在庫」ってなんでしょう?
1-1 在庫の定義
「在庫」といえるもの・いえないもの
1-2 棚卸資産の経理処理
在庫と勘定科目の関係をみてみよう
1-3 在庫の表わし方
在庫は金額と数量でみる
1-4 在庫の存在場所
在庫は倉庫にあるだけではない
1-5 在庫の「モノ」とは
製品を入れる「箱」は在庫?
1-6 在庫の付随科目
機械の「燃料」は在庫?
1-7 サービスと在庫
飛行機の航空券は在庫?
1-8 事業改善の手がかり
在庫はなぜ必要なのか?
知っとコラム ”財庫”と”罪庫”
2章 なぜ「在庫管理」が必要になるのか
2-1 「死蔵品」となる在庫
在庫はすべて売れるとは限らない
2-2 「棚卸減耗」とその対応策
売れ残り、使い残しを減らすには
2-3 特殊な棚卸減耗の対応策
紛失・盗難を減らすには
2-4 「商品評価損」の形状
陳腐化への対策も必要
2-5 在庫の変化の見つけ方
「実地棚卸」で棚卸減耗を確定させる
2-6 在庫費用の管理
在庫が多いと費用がかかる
2-7 発注方法の検討
発注のしかたで仕入値や運賃は変わる
2-8 「機会原価」の発生
販売見込みよりも在庫が少ないと…
2-9 最適な在庫量とは
在庫管理に100点はない
2-10 「売上原価」の考え方
費用収益対応の原則を知っておく
3章 在庫管理のしかたにはどんな方法があるか
3-1 金額統制のしかた
在庫を「金額」で管理するには
3-2 数量統制のしかた
在庫を「数量」で管理するには
3-3 在庫の分析シミュレーション
金額統制と数量統制の関わりをみる
3-4 在庫回転率と在庫回転期間
在庫の効率性をみてみよう
3-5 「GMROI」とは
在庫高に対する利益の比率はどうか
3-6 「品目管理」の重要性
品目ごとに効率性を分析してみる
3-7 「ABC分析」とは
重要度の高い商品から並べてみると…
3-8 滞留管理のしかた
在庫の滞留期間はどうなっているか
3-9 在庫の評価方法①
在庫の評価はどのように行うのか
3-10 在庫の評価方法②
「個別法」による評価のしかた
3-11 在庫の評価方法③
「先入先出法」による評価のしかた
3-12 在庫の評価方法④
「総平均法」と「移動平均法」の評価法
3-13 在庫の評価方法⑤
「売価還元法」と「最終仕入原価法」の評価法
知っとコラム 「在庫金利」の考え方
4章 適切な発注のしかたと在庫量の調整
4-1 仕入のタイミングと発注量
発注のしかたには4つの方法がある
4-2 定期定量発注法とは①
一定間隔で一定量を発注する
4-3 定期定量発注法とは②
経済的発注量の考え方を知っておく
知っとコラム 「仕入諸掛」とは
4-4 不定期定量発注法とは
不定期で決まった量を発注する
4-5 定期不定量発注法とは
決められた時期に必要量を発注する
4-6 不定期不定量発注法とは
需要に応じて適切に発注する
4-7 発注から納品までの期間
リードタイムを短くするには
4-8 「安全在庫量」とは
余裕をもたせる在庫量の求め方
知っとコラム データ収集で差をつけよう
4-9 出荷対応日数の算出
在庫日数から適切な在庫量を求める
知っとコラム 在庫で借入れができる
5章 適正な在庫はどのように決めたらよいか
5-1 経営戦略と在庫管理
会社全体から見た適正な在庫量とは
5-2 在庫の目指すべき方向の明確化
在庫戦略はどのように立てたらよいか
5-3 在庫量の数値で計画する
在庫計画はどのように立てるか
5-4 在庫管理規定の必要性
在庫管理のルールを明確化しておこう
5-5 在庫の日常的な判断基準
「基準在庫」はどのように決めたらよいか
5-6 全体最適と部分最適
在庫担当者も会社全体をみる
5-7 在庫管理の意思決定
在庫を「マネジメント」しよう
6章 在庫を減らすにはどうしたらいい?
6-1 整理・整頓・清掃・清潔・躾
在庫削減の基本は「5S」活動
6-2 「要らないもの」を捨てる
「赤札作戦」のい効果的な実施方法
6-3 「整頓」の方法
「ロケーション管理」による在庫の効率化
6-4 製造業の改善策①
「受注生産」で在庫を減らす
6-5 製造業の改善策②
部品を共通化して在庫を減らす
6-6 製造業の改善策③
「受注加工組立」によって在庫を減らす
6-7 製造業の改善策④
「多品種少量生産」で在庫を減らす
知っとコラム モーダルシフトへの取組み
6-8 在庫を持つタイミング
「デカップリング・ポイント」を知っておく
知っとコラム 手作りの工夫をしてみよう
7章 経営の観点からみた在庫管理の考え方
7-1 小売業の販売戦略
在庫の多さが魅力になることも
7-2 コンピュータメーカーの販売戦略
在庫の少なさが魅力になることも
7-3 中古自動車販売会社の戦略
全国に在庫を持って販売機会を確保
7-4 アマゾンのABC分析の活用
ロングテール戦略で在庫の特徴を出す
7-5 江崎グリコの販売戦略
在庫を販売席においてもらう
7-6 アスクルの販売戦略
会社の在庫管理の手間を軽減する
知っとコラム 「BCP」が注目されている
8章 新しい在庫管理の考え方とすすめ方
8-1 生産活動と物流の効率化
「QR」と「ECR」で在庫を減らす
8-2 在庫をゼロにする方法
「JIT」による生産方式
8-3 最適かつ効率的な活動
「ロジスティクス」と「3PL」とは
8-4 QRやCRの発展形
「SCM」で在庫などを管理する
8-5 在庫の効率化、最適化の実現
「TOC」にもとづく生産体制の最適化
知っとコラム 「スループット」とは
8-6 小売業と卸売業の連携
「VMI」による在庫の効率化
8-7 好ましくない在庫の新たな処分法
「アウトレット」の活用で在庫を減らす
8-8 配送の効率化
「クロスドッキング」で在庫を抱えない